高性能な飛行機も手に入ったことで、あとは操縦の練習を積み重ねるしかないのですが、みなさんはスローアクロ、もしくはF3Aの練習をどのようにしているのでしょう。
個人的に「F3Pの正式なルールとはどんなものなのか」という素朴な興味があったので、FAI(Federation Aeronautique Internationale:国際航空連盟)のサイトから、2007年のFAI Sporting Code Section 4の中にある「RC Aerobatics Competitions 2007 F3A」というPDFをダウンロードしてみました。これはカバーにも記載されているように暫定的な内容のようです。
・RC Aerobatics Competitions 2007 F3A (1588 Kb)
このF3Aに属するカテゴリールールを記したルールブックは62ページあり、その55〜62ページまでがF3Pに関係する内容です。
FAIはアメリカを中心に運営されていることもあり、このページで規定されているのはF3P-AとF3P-AMのみで、ドイツなど東欧でみられるF3P-BやCの規定はありません。
このルールブックには他にもF3Mという大型機のエアロバティック競技規定などが記載されています。
こんなルールブックを見るのは初めてなので、どのように見ていけばよいのか余りよくわかりません。FAIに加盟している日本航空協会のホームページに何か参考になる資料はないものかと探してみましたが、何もありませんでした。
日本模型協会のホームページはジャンル別にページが設けられており、「インドア」はまだ未設定、「RCパターン」はF3A委員会のページとして年間スケジュール、結果などを掲載しています。しかし、残念ながらルールなどの資料はまだ何もUPされていません。
ルールブックのコンテンツの中で参考になりそうなものがありました。パターン飛行の図説に使われている図式は決まりがあるようで、「ARESTI SYMBOLS」と呼ばれるシンボルマークの解説が29ページに掲載されていました。
FAIのF3P規定では、機体の総重量は500gと一昔前の重さです。ヨーロッパの競技会を見ていると参加の飛行機は120〜180gくらいの機体がほと んどです。YSFCでインドアスローフライ全般に規定してきた機体総重量150gは、ちょうど現状のスローアクロに合った重さのようです。
この「ARESTI
SYMBOLS」の図をもとに描かれたF3P-Aの演技パターンが最後の62ページに掲載されています。
資料として、またアクロパターンのお勉強として、この図とパターン演技の内容を覚えていこうと考えています。
実際に始めるのはF3P-Cになるでしょうが、YSFCのスローアクロに参加のメン
バーには、全員にF3P-Cのパターン演技ができるようになることを目標に練習してもらいます。操縦技術がないのに初めからF3P-AMをやりたいなん
て、空中衝突の常習犯候補になるだけですからね。
TBいれました。
オランダF3Pサイト内の「F3P-C説明」がMacで読めないフォーマット(パワーポイント)だったので、画像に落とし、日本語説明を加えてみました。
とにかく、ただ練習するのでは飽きてしまいますから、目標があるのはいいと思います。
自由練習だと、空中衝突事故とかで、飛行機が壊れたら、練習時間が減ってよくないですもんね。
みんなでやれるうまい練習方式をみんなで考えて行きましょう。
投稿情報: ShinyaSuzuki | 2007/03/09 17:35
役に立つデータを見ることができるようになりました。ごくろうさまでした。
それにしても、みなさんどうやって練習しているのでしょうね。飛行会や飛行機のエントリーは多いのですが、飛ばし方の情報やパターンデータって検索してもみつからないですね。
国内にあると助かるのですが、誰か教えて!!
投稿情報: 栗田 | 2007/03/09 20:15
こりゃー、ちゃんとしたフルサイズ機が欲しいなー。
Clik!のキットを買っておけば良かったかな。
投稿情報: おおの | 2007/03/09 20:17