MANTAはclik!にはない工夫がいろいろあり、たいへん勉強になりました。
・Pull Pullのワイヤーリンケージをロックするしくみ
リンケージホーンにプラスチックの小さな三角形パーツをネジ止めします。
clik!のタップを切る方法よりもしっかりロックできました。
・サーボの固定方法
両面テープやグラステープのだけでは片側固定になるため、デプロンの小片で挟むように固定します。
これだけでグラつきはなくなります。
・オリジナルヒンジのデザイン
自作したMANTAの開発機レプリカで真っ先に不具合が出たのがエレベータヒンジ部分でした。
Pull Pullのリンケージではヒンジ部分に多くのテンションがかかります。ここをヒンジテープだけで接続したために引っ張りに負けてしまったのです。
キットのMANTAでは、エレベータだけプラスチックの専用ヒンジ(片方はホーンの固定を兼ねる)を両サイドに使うので堅固な仕上がりになります。
・肉抜きパターンのオリジナリティー
MANTAの胴体部分の肉抜きパターンには2つの役割があります。
1つ目は軽量化、胴体下部には肉抜きがなく、斜めの補強板が入る胴体上部は先端まで肉抜きが施されています。この部分はレプリカ機を作るときに気になっ
ていたのですが、あるとないとでは飛びに影響があるのでしょうか。
胴体水平版はメカ積みが必要な主翼中央から前には肉抜きはありません。お団子の串のよう
に見えている細いスリットが前後で長さが異なりますが、これも意味があります。
2つ目は胴体垂直板上下の肉抜きパターンです。上部は楕円を半分にしたパターンだけですが、下部はかなり複雑で変則的なパターンです。最後部から富士山
のような山形、フラット、斜め前方上がりのパターンが続きます。この山形は上下のパーツが素直に接合できるよう考えられています。斜め前方上がりのパター
ンもよく見ると山形パターンの裾の部分だけであることがわかります。
単なる肉抜きではなく、上下の接合をより強く正確にできるデザインだったのです。
・赤線:胴体上部
・青線:胴体下部
・黒線:胴体水平版
重ねるとその関係がわかります。
興味のある方は自作機に試してみましょう。
さて、初フライトではどんな飛び方をするのか楽しみです。
軽いBLモータができたので、オリジナルclik!と600clik!に搭載。
バッテリー込みで118.9g、86.9gとそれぞれかなり軽くなりました。
MANTAの完成ですね。
どんな飛行するか楽しみですね。
clik!が、ついに120グラムを切ったのですね。
こちらも、すごく楽しみです。
投稿情報: esu | 2007/06/01 20:35
MANTAとclik!、F3P-AMとAの設定がかなりはっきり出ていると思います。
みんなでどんな違いがあるのか、確かめてみましょう。
投稿情報: 栗田 | 2007/06/01 21:31
勉強になりますね。
私の機体の場合はキット化するとしても、これほど
こった作りには出来ませんけど・・・。(^_^;)
明日、実物を見るのが楽しみです。
投稿情報: 実験工房Sekiai | 2007/06/02 16:53