YSFCの飛行会にもたびたび参加していただいた梶山さんから、中国の鳥型凧「盤鷹(パンイン)」が送られてきました。
仕事で湖南省に赴任されている梶山さん、YSFCのブログで盤鷹のことを知り、内陸ではみつかりにくい北京製の盤鷹を探し出してくれたのです。しかも純正の糸巻き器まで揃っています。
最初の写真は梶山さんが中国でみつけたときに撮影してくださった写真なのですが、ライティングされてディスプレーしてある様子は工芸品扱いのようですね。
お送りいただき、実際に手にすることができた盤鷹は、肉厚の孟宗竹を正方形にカットした竹ひごで構成されていました。
「盤鷹風筝」翻訳サイトの解説には、左右の翼に使われている竹は、1本を半分に割ったものをそれぞれ左右に使い分けて、同じような弾力を保持できるようにしているそうです。
片翼を構成する4種類の竹ひごは微妙な曲線で成形され、各部の用途にあった弾力を得ることができるように、表皮が表裏に使い分けられています。
最太5ミリ角ほどある竹ひごを写真のように曲げるには、ジグのようなものを使ったとしても熟練した技術が必要です。ベテランでも製作に一週間近くかかるというのは理解できます。
貼られている布は化繊(ナイロン系?)のようですが、鷹のカラーリングはフリーハンドの手描きです。あまり艶はなく、どんなペイント材を使っているのでしょう、興味ありますね。
すでに調整されているのか、糸目はくちばしから155ミリのところに付けられています。
胴体ですが、尾羽以外は立体的な構成で、これまた微妙な曲線部材が組み合わされています。
翼の取付はたいへん簡単で、後縁の竹ひごを胴体の金具に差し込んでから、前縁のかんざしを胴体上部に差し込みます。
左右翼:29.1g x 2
胴体:24.1g
全備重量:82.3g
スパン:1133mm
長さ:433mm
糸巻き器の木部は紫檀のような堅い木が使われ、真鍮にステンレスパイプで剛性の高い仕上がり。
左右の手をどのように使ってコントロールするのか、まだ理解できていませんが、このデザインでないと盤鷹をスピーディーに旋回させることはできないそうです。
重さ:657g(盤鷹専用糸込み)
お正月は雪混じりのお天気のようですが、風の穏やかな時にでも盤鷹の初上げに挑戦するつもりです。
梶山さんには以前から興味をもっていらしたとのことで、お礼として「Micro KINGYO」をお送りしました。年明けには、中国で飛び始めるかもしれませんね、楽しみです。

















こんばんは。これは盤鷹というのですか。3-4年ほど前に北京に行った際に天安門広場でこのような鳥型の凧を見ました。写真のような大径の糸巻きを使っていましたね。何より驚いたのがその凧はグライダーとして滑空するのです。微風の中で、糸を緩めて滑空、糸を張れば凧として揚げられる。穏やかな夕方、おじいさんがいつまでも飛ばしていたのを覚えています。参考になりました。
投稿: Glider Pilot | 2009/12/30 (20:44)
コメント、ありがとうございます。
3-4年前というと盤鷹が盛んになりはじめたころにご覧になったのですね。滑空し、旋回できるシングルラインの鳥凧は世界でも珍しく、実際にあがる姿を観察できたとは、うらやましいかぎりです!!
西欧のスポーツカイトとの違いをみつけてみたいのですが、どうなりますか。
投稿: KURITA | 2009/12/31 (10:05)
お久しぶりです。
面白そうな物を手に入れましたね。佐渡で飛ばすにはうってつけではないでしょうか。
もっとも、東京で飛ばしてもすぐに汚れてしまいそうですので、何かの巡り合わせなのではないでしょうか。
こちらは電動盤鷹(無尾翼モグラ)にはまって、年末連休を楽しんでいます。
新作は翼長1200ミリですのでこの盤鷹を一廻り大きくしたような大きさです。
滑空している様子が鳥なので、やはり散歩の人達の受けは良いようです。
インドアもそろそろ本格パイロン機を創ろうかと思案中です。
今年もいろいろお世話になりました。良いお年をお迎え下さい。
投稿: おおの | 2009/12/31 (21:06)
おおのさん、ごぶさたです。
新しい年を迎え、ますます新境地を開拓されている様子、拝見しています。なかなかまねをさせていただけない機体が多くて悩みますが、本格的なパイロン機の完成を楽しみにしています。
今年もよろしくお願いします。
投稿: KURITA | 2010/01/01 (11:45)
おじゃまします。
電動ヘリなどをほんの少しかじった次に昨年夏から盤鷹をいじっています。
スポーツカイトと盤鷹との一番の違いは、スポーツカイトが一定の長さのラインの先にできる球面上を動くのに対して、盤鷹は、揚げ手から離れたり寄ったりして水平にも旋回することです。この動きをさせるためにラインを素早く出し入れするのにあの径の大きな大きなリールが必要なのです。
拝見したところ軽くて立派な鷹のようですね。
骨が竹なので、翼などは何度もぶつける内に次第に繊維が切れてついには折れてしまいますから、練習は必ず芝生の広場で、風速 0.5~1m/sの時がベストでしょう。3m/sを超えると操作しにくい上に地上にたたきつけられてクラッシュすることがあります。
本場中国での様子は「盘鹰」とコピペで検索すればyouQほかの中国の動画サイトで見られます。
youtubeで「盤鷹」と検索すると国内の投稿が見られます。
ちなみに藤原宮跡での練習風景が私と友人です。
習得には結構時間がかかりますが、がんばってください。
長文失礼しました
投稿: ぼのぼ | 2010/01/30 (22:30)
ぼのぼさん、はじめまして。
入門者にとっていろいろとヒントになるコメントをいただき、ありがとうございます。
すでにYouTubeでは諸先輩のムービーを拝見していたのですが、ぼのぼさんのムービーは今回はじめて見させていただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=GmKQel02PyM
固定カメラなのが残念です。できればお手元の動作などもっと見たくなりますね!
時間をみつけて中国サイトの「盘鹰」もみつけてみることにします。
これからもよろしくお願いします。
投稿: KURITA | 2010/01/31 (10:27)