軽量なメカやバッテリーの登場により、これまでは模型のラジコン飛行機では制作不可能とされていたデザインや大きさの飛行物体を飛ばすことができるように
なった。これまでも芝刈り機やサーフボードなどを無理矢理パワーで飛ばしてしまうフライヤーはいたが、最近はもっと知的な計画を立て、エレガントにこのよ
うな飛行機を仕立ててしまうフライヤーがヨーロッパには多い。
その中でも、毎回、ユニークな作品を公開し続けているフランスのJMPチームだが、この花の飛行機と次に紹介するツバメの飛行機は、そのメンバーの一人であるGerard Jumelin氏が制作したものだ。
これらの飛行機がどのように飛ぶのか、ムービーで確認することができる。
Flower Power(ed)のムービー
Martinetsのムービー
左の2枚の写真は昨年、右のカラーリングしていないツバメが今年の作品で、これにはモーターやプロペラはなくグライダーとして滑空させる。
英語とフランス語の混じった彼らの会話から、フランス人らしいエスプリと「好きな物をマイペースで楽しむ」という、彼らのおおらかさを羨ましく感じる。
JMPは小型軽量の受信機を製造/販売するメーカーとしても活躍しており、私もクラブのメンバーと共に彼らが制作した受信機を愛用している。
Team JMP
Jean-Marie Piednoir(写真右)
Jean-Yves Martin(写真中)
Gerard Jumelin(写真左)
こういう画像を見ると、Blogがあってよかったと思います。さもなければ、決して知らなかったことかもしれない。自然では飛ぶはずのない花と、飛ぶことを人間が自然から学んだ鳥たち。まったく正反対の位置にあるはずのものたちの、しかも小さな映像を少し見ただけなのに、どちらも同じように胸がドキドキさせられます。
投稿情報: 玉井一匡 | 2005-09-27 23:47
「楽しむ」という行為を、こんなにステキに創造できるなんて、なんて粋なおっさんたちだろう。
自分もそうありたいと思います。
そして、私と同じように、わくわく、どきどきしてくださる方がいることをブログで確かめることができたのも同じようにステキに思います。
オランダの友人からはSkypeで質問攻めになりました。
「飛ぶ」ということの事実も、また新しい次元への扉を開く時代に入ろうとしています。
投稿情報: 栗田伸一 | 2005-09-28 20:10