すでに仕事場である事務所の方では新聞をとらなくなって1年になる。
やめた理由はいくつかあるが、一番大きな理由はやはりインターネットだろう。
そのほか、費用的なこと、読むことの印象、利用範囲など、1年ほどかけて検討してきたが「不要」の結論に至った。
個人的に感じていた印象は「もうフリーペーパーでもいいのではないか?」
そう感じるくらい、記事と広告の関係は逆転し、広告費用を稼ぐための媒体になってしまった。チラシや広告をかきわけて読みたくなる記事をみつけることがいやになったのだ。
読者が能動的であれば、自分から好きな新聞社の記事をネットで、しかも無料で読むことができる。
私よりもニュースやコラム記事を新聞で読むことが好きな家内も、自分のiBookを持つようになってインターネットの利用度が増したことで、彼女の新聞に対する意識は変わったようだ。
それでも「新聞のレイアウトのまま、ネットで記事を探して読むことができればいいのに…」とインタフェースの違いに困惑していることがあった。
そんな折、知ったのが10月から始まった産経新聞の「産経NetView」だった。
全国版の紙面がそのままモニタ画面に現れる。
25〜400%まで縮小拡大が可能で、新聞の紙面に掲載されなかった写真を見ることもでき、そのほかに「リッ
チメディア枠」と呼ばれる実験的な試みとして、動画、3D、音声などが収録されているコンテンツを自由に選んで見聞きすることができる。
家内があったらいいと思っていた、新しいインタフェースを備えた多機能電子新聞の購読料は月額315円。
紙に印刷された新聞の1/10の価格である。
サンプル版を試した彼女の印象は、自分の想像とは違い、扱いなれないものだったようだ。
私には、広告が白く抜かれている紙面が気になった。それは、変化に対応し切れていない新聞社の現状を象徴しているように思えた。
ネットはいろいろなものを変えていくが、自分が親しんできた「風情」や「習慣」を変えずに新しいインタフェースに慣れなければならないのは、読者の別な努力も必要なのかもしれない。
栗田さんにまたいい事を教えていただきました。
私も新聞をやめようかどうか迷っていたので、これで決心がつきました。
今月いっぱいで新聞をやめようと思います。
それから、先日教えていただいたSkypeもヘッドフォンマイクを購入してきたら、始めてみようと思ってます。
投稿情報: pineapple岩井澤 | 2005-10-08 20:44
「考えることはみな同じ!」でしょうか。
新聞をやめたあとの生活のリズムがどのように変化するか、
またブログで報告してください。
Skypeをはじめるのであれば、ぜひワイヤレスで使えるBluetooth対応のハンズフリーヘッドセットがいいですよ。
私も検討中です。
機種によってPowerBookに対応しないものもあるので確認が必要です。
http://www.crast.net/detail/headsets_guide.php
投稿情報: 栗田伸一 | 2005-10-09 09:40