SONYらしいと思える製品と出会うことがなくなって久しいが、こいつは期待できるのだろうか。
「これはメモリ録音型のデンスケだ!」
と紹介のコピーが踊っていたが、私はデンスケという言葉に弱い。
30年ほど昔に発売されたカセット・デンスケを無指向型のマイクロフォンにパラボスタンドを付けて録音しまくっていた。
あのころは録音したい音や音楽のテーマが周りに溢れていたし、自分自身が音楽をやっていたことも深く影響している。重いカセット・デンスケを持ち歩くのが苦にはならなかったのだ。
その後、カセットやDATの録音機はWALKMANタイプを使っていたが、軽くてお手軽な割にすぐに調子が悪くなった。神話が壊れ始めたころだった。その後も仕事でDATを使う必要があり、パイオニアのD-C88へ移行した。昨年、修理不可能になったカセット・デンスケを処分したが、それ以来、SONYのオーディオ製品とは縁のない日々を送っている。
このPCMレコーダーPCM-D1は実売価格20万前後で、記録媒体はメカ駆動ノイズが発生しないフラッシュメモリーを使い、サンプリング周波数96.00kHz/24ビットで約2時間の非圧縮デジタル録音が手軽にできる。
録音した音源データは、同梱のソフトで編集できるがMacとの連動はないようだ。
私にとって、機能的には猫に小判というものですが、かっこいいですね。
しかし、録音という世界もこうなっちゃってるんだという意味で感慨新たという感じです。
私の身の回りにもSONY製品が見あたりません。
投稿情報: AKi | 2005-11-11 14:20
そう、この「デンスケ」気になりますよね。アナログVUメーターといい、食指が動きます。比圧縮のPCM録音というのがいいです。物欲はわくものの「何を録音するんだろう?」と考え込みます。そうだ、これで録音してポッドキャスティングの番組を作るのもいいかも。
僕も数年前にWalkman Proを処分してからは、SONY製品はまったくない生活。買いたいと思うものがない。SONYの不振の原因はそこなんでしょうか。
投稿情報: Shigeo Honda | 2005-11-11 15:18
もうSONY製と意識されることもなく、Cyber-shot Uは使われているのかもしれませんね!
秋山さん。
それくらいSONYをポジティブに日常生活の中で意識しなくなってしまったことが、本多さんがコメントされているように「SONY不振の原因」なのでしょう。
私もこの録音機で「何を録音するのだろう、いまどき?」と考えてしまいました。
実を言うと、この録音機の写真を見たとたん、本多さんのことを思い出したのです。
あなたとこの新しい録音機について、どんな会話をするだろうかと、昔のことを少し思い出しながら想像していました。
でもこうしてブログで現実になる。
楽しい時代ですね!
投稿情報: 栗田伸一 | 2005-11-11 22:39
やぁ、そうでしたね。
SONY製の Cyber-shot U は、すごく欲しくて.....というわけじゃなくて、なんだかもらっちゃったって感じで、どこのメーカーでもよかったようなものでしたから。
でも、世話になってるなぁ。
投稿情報: AKi | 2005-11-12 09:59
鳥好きの私もちょっと気になる道具ですが、いくらなんで20万は高すぎます。
投稿情報: komachi | 2005-11-16 09:23