日本よりも2ヶ月早く発売となったLEGO MINDSTORMS NXTがアメリカから届いた。
昨日のMECCANOのエントリーでも書いたが、このLEGOの新製品も何が進化したのか、しっかり見極めなければならない製品なのだ。
届いたNXTの最初の印象をまとめてみた。
・ 細部を観察した印象だが、570個入っている細かなLEGOパーツは、これまでのテクニックシリーズと仕様はあまり変わらない。
・ ジョイントなどのパーツにアレンジされたモノが増えた。例えば、これまで2つ必要だったパーツが1つにまとめられ、その機能を果たせるようにデザインされていたりする。
・ センサーやモーター、それにコントロールユニットもロボティクス専用ともいえるデザインに変わり、LEGOのよさでもあった汎用性のあるスタッド(丸いポッチ)はなくなり、先ほどのジョイントを多用して軽量化や見た目のスマートさを演出しているようだ。
これでは、最初のLEGO MINDSTORMSのパッケージ「RIS」の仕様の基本であるテクニックシリーズのLEGOパーツやセンサー/モーターなどは使い勝手が合わなくなるため、新たなデザインのパーツ類を買い足さないと応用できない場合が出てくる。
LEGO社は、一般用として発売する「LEGO MINDSTORMS NXT基本セット」ではあまり過去を振り返って欲しくないようで、このセットから新たなロボティクスを体験して欲しいと考えているようだ。
しかし、教育用として1ヶ月早く発売される予定の「LEGO MINDSTORMS NXT基本セット」では、過去の遺産を使えるように配慮した変換ケーブルや対応したソフトウエアが用意されている。
昔からLEGOを使っていて、古いLEGOパーツをストックしているユーザーは、一般用ではなく、教育用の導入を検討したほうが賢明かもしれない。
一般用に付属しているソフトウェアはMachintoshにも対応するようになった。これがPowerBook G4にインストールした初期画面。
右側にはモデルの製作ステップがオンラインマニュアルとして4種類収められている。左側はセットアップとLabVIEWのプログラミング環境だ。
製作ステップのオンラインマニュアルはズームアップすると画面サイズに拡大される。
詳しい報告を順次アップする予定。お楽しみに!!
これまでの関連エントリー
ご報告、楽しみにお待ちしております。Mac 対応は結構なことでありますね。
投稿情報: AKi | 2006-08-23 23:56
新しいデザインは実用性を高めるため、強度のある組立が可能な接合パーツだけを使えるようにしたようです。
これでどれくらい壊れずに、狂わずに、ロボティクスの筐体として動かし続けることができるか興味があるところです。
投稿情報: 栗田 | 2006-08-24 19:12