Google のブック検索は、これまでにもGoogleが推し進めてきた「世界中の情報を体系化し、どこからでもアクセス可能なものにする」という使命を書籍に向けたものだ。ブック検索の目標は「書籍だけではなく、著者や出版社が長期にわたって活躍できる機会を提供するサービスとして発展することにある」とGoogleは表明している。だが、最も利益を得ることになるのは読者だろう。簡単な操作で世界中の書籍から豊富な知識を得ることができるようになるからだ。
書籍には著作権がつきまとう。だから、Google booksをめぐるブック検索には問題が多い。しかし、Googleの対応を見ていると、そんなことは初めから想定した上で体制づくりを推し進めているように思える。
検索ライブラリーの大半を占めている書籍は「図書館プロジェクト」で、Googleが提携してきた世界中の著名な図書館の蔵書である。
現状、書籍検索で利用できる書籍は3種類。
1.著作権で保護された、刊行中または市販されている書籍
2.著作権で保護された、絶版または市販されていない書籍
3.著作権保護期間が終了した書籍
これまで、私かジオデシックのメンバーと共に制作してきた書籍についても、出版社を通じて、Googleから「パートナープログラム」参加の打診があった。
秋山氏が執筆された[email protected]の本を筆頭に、全タイトル全ページを公開していくつもりだ。
現在、日本国内で出版された書籍タイトルの登録冊数はまだあまり多くないが、自分が所蔵している洋書も含め、同じタイトルをみつけてはマイライブラリのお気に入りに加えている。
わざわざ言うまでもありませんが、僕も多いに賛成なのでどんどん公開してください。
投稿情報: Shigeo Honda | 2010-02-02 14:37