いろいろな花が一斉に開花する5月。
撮りだめた庭の草花や野草の写真は、忙しさにかまけてカメラに入ったまま。
用事で出かけた富山、その近くで開催されていた「となみチューリップフェア」を見学してきた。
印象的だったのは黒いチューリップ。
自宅に帰ってきて、家人の植えた小さなチューリップの花(最初の写真)を見て、呼吸が整うのを感じた。
デジカメのデータの中にあった、ドンデン山のカタクリの花。
日本各地にあるカタクリの花と比べると、風に揺れる大きな花が佐渡の特長らしい。
そのカタクリを掘り起こしている、観光客らしき若い夫婦を見た。
根はわずかしかついていない。そのまま持ち帰っても、自宅で根付くのは難しいだろう。カタクリは長い根を伸ばし、深い地下茎で増えていくものだから。
そんな人間の身勝手が自然を壊し、同時にバリエーションという名の品種改良を容認してきた。
今朝のニュースで、あの小笠原諸島が世界遺産に推薦されたという。
他の島や陸地と種の交わりがない独自の植物が多い小笠原。
今こそ、守るべきものは何なのか、考えるべきときだと感じている。
チューリップフェアの会場に貼られていた品種のわかるポスター。
まるでデザイナーが考えたかのように色のグラデーションから形のバリエーションまで揃っている。
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