日々の生活で、野生の鳥を見ることが多く、楽しい。
朱鷺のいる島に住んでいながら、その姿を追って写真を撮ることはないが・・・。
風の具合が良いと、自分のグライダーをからかいにくるトビの姿は、そのすばらしい「飛び」に敬意をはらう気持ちもあり、機会がある度にシャッターを押してきた。
そんなソアリングの行き帰りに通る道すがら、数羽の朱鷺が枯れ枝に留まっている場所がある。それでも、彼らが必ずいてくれるわけではなく、出会える確率は10%もないのだ。
その日は、もうひとつの撮影ターゲットになっているDC-3(映画「飛べ!ダコタ」のテーマ機)を撮った帰りに、習慣になったかのようにその枯れ枝を仰ぐと、4羽の朱鷺が留まっていた。車の助手席には、さっきまで使っていた一眼レフカメラが置いてある。
「今日こそ!!」と思いながら、外に出てカメラのファインダーを覗く。
だが、望遠端が300mmのズームレンズでは、朱鷺はまだ遠い。
まあ、だめもとでと20回くらいシャッターを押した。そこで撮れていたのが最初の写真。朱鷺の習性をまだ理解できていないため、どんなアングルでシャッターを切るといいのか、まったくつかめていない。
佐渡では鳥を観察し、ネットにUPしている方のブログやHPが多い。
それだけ佐渡の自然が豊で、島民の鳥に対する興味も大きいことがわかる。
■関連サイト
・奇楽庵 ピンボケ野鳥倶楽部
・ファトギャラリー 佐渡の小鳥
・清水 薫 ハヤブサ&朱鷺 Gallery
たまには写真も撮りたいですね~
こちらでは、相変らず撮影ポイントがどんどん減っています、紅葉の様子も年々枯れ色になってしまっています。
栗田さんの写真を見ていると、佐渡は撮影ポイントや素敵な被写体が多い様に感じて、羨ましいですね。
フィルム時代の鳥撮り屋さんの標準レンズは600ミリと聞いていました、36枚撮りフィルムを
数秒で消化している姿を何度か見ていますが、そのときは600ミリ付きと800ミリつきの2台を
三脚に乗せていましたね~
投稿情報: suga | 2011-12-21 21:55
佐渡の環境はフォトジェニックな撮影スポットが多いのは確かです。でも、重要なのは個人として感じることができるテーマ性をどれだけ持てるかだと思います。
私の場合、別な土地から佐渡にきたわけで、いわば白紙の気持ちで観察することができたのでしょう。30年以上生活した横田エリアでは、感じることができなかった事象にテーマを見出すことができます。それでも、変わらないこともあるのです。誰の頭の上にも雨が降るように、月もまたたくし、宇宙も広がっている。
佐渡の写真家である梶井照陰氏が撮影した「NAMI」の写真がいい例です。
彼のように50万枚も波を撮り続けることができる集中力があれば、何でもテーマになるのです。
・梶井照陰 「NAMI」
http://www.amazon.co.jp/%E6%A2%B6%E4%BA%95%E7%85%A7%E9%99%B0%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%9B%86%E3%80%8ENAMI%E3%80%8F-%E6%A2%B6%E4%BA%95-%E7%85%A7%E9%99%B0/dp/4898151337
・写真展リアルタイムレポート
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/exib/2006/05/09/3764.html
・新作 「KAWA」
http://www.foiltokyo.com/book/art/kajii.html
波、川と水つながりで続いてきた彼のテーマは、水面に映る宇宙の一番身近にある月にまでおよび、現在、スイスで作品展を開いています。一方では、「限界集落」をテーマに据え、佐渡はもちろんのこと、奥多摩や檜原など、日本各地の限界集落を取材しています。
・「限界集落」
http://ysfc.weblogs.jp/chronofile/2007/05/post_d36e.html
・梶井照陰公式ページ
http://kajii.icca.jp/
投稿情報: 栗田 | 2011-12-22 11:07
We could've done with that inshigt early on.
投稿情報: Garrison | 2012-06-23 06:06