昨年の夏に、この本の翻訳本が出版されていることを、友人のブログ「MADCONNECTION」で最近知った。
邦題は「コンピュータ・パースペクティブ 計算機創造の軌跡」となり、小さな文庫本サイズになってしまった。
• 出版社:筑摩書房 ちくま学芸文庫
• 刊行日: 2011/08/09
• 判型:文庫判
• ページ数:336
• ISBN:978-4-480-09384-4
• 定価:1,470円(税込)
デザイナーで有名なイームズ夫妻が1971年2月に、ニューヨークのIBMワールド・トレード・ビルディングで企画/制作/展示したコンテンツを書籍にしたもの。
その内容は1890〜1940年代まで、バベッジの「解析機関」から巨大電子計算機まで、コンピュータの創世期に登場した計算機とその開発者/技術者を写真と資料で紹介している。
初版は1973年にハーバード・ユニバーシティー・プレスから出版されており、私が20年ほど前にアメリカで手に入れたのは、1990年の再プレス版だった。
この本の119ページには、英国の伝統的な組立玩具メカノ(MECCANO)でシミュレートされたブッシュの「微分解析機」が掲載されており、そのことを建築家 秋山東一氏と一緒に制作した「[email protected]の本」の53ページで紹介したこともある。
私はまだ文庫になった翻訳本の内容を見ていないので、176ページの原書がどのように再編集されて336ページになっているのかわからない。だが、いずれにせよ文庫本サイズに写真や図版が小さくレイアウトされているわけで、英語でかまわない方は、amazon(国内)からサイズの大きな英語版を入手することができる(エントリーUP時で在庫1冊)。
■A COMPUTER PERSPECTIVE
ペーパーバック: 176ページ
出版社: Harvard University Press; Rev Sub版 (1990/9/1)
言語: 英語
ISBN-10: 0674156269
ISBN-13: 978-0674156265
発売日: 1990/9/1
商品の寸法: 21.8 x 21.6 x 1.3 cm
価格:2,395円
京都は,色づきはじめてきました。
最近は,どうしてはるのですか?
投稿情報: gallerymorningkyoto | 2012-11-11 18:23