気がつけば、すっかり暖かくなり、軽装でフライトを楽しむことができる季節になっていました(写真:飯島さんのオリンピック号)。
今回は、大挙してSSFC田中さんと共に「スローフライの作り方」を執筆担当されているメンバー、本井さん、永野さん、としちゃんがテスト飛行で参加。
田中さんの前著書「PICマイコンでつくるインドア・プレーン」に紹介されているA級フリーフライト機「オリンピック号」のRC化を実現しようとしている入門レベルの飯島さん、RCフライトシミュレータから「フライングROBOT」の実験に突入した鈴木さん、ツインモーター制御の「エアロフライ改」の機体製作を極める大野さんと、たいへん中身の濃い飛行会となりました。
私こと栗田は、前回の飛行会は執筆中だった書籍で多忙なため、新たに飛行機の製作はできなかったのです。今回はシミュレータ用に未完成である体育館の「フォトフィールド」製作のため、新たな機材でリベンジの撮影となりました。
参加者:鈴木、本井、永野、としちゃん、飯島、大野、栗田
としちゃん:
トラタヌ1POのフライトが順調なとしちゃんと無線のHFX900送信機のモード変更などについて、興味深い話をいろいろしました。
としちゃんは
RealFlight
G3を持っているので、F西多摩体育館のフォトフィールドが完成したら、次はIAC-ASOの飛行会場である川崎市「市立東柿生小学校体育館」のデータ製
作を進めていきたいと相談しました。
大野さん:
「この人に普通のプロポはいらない!」と思いました。
今回製作された飛行機は「Toon
Racer」の機体レイアウトを模したそうですが、オリジナル機よりもはるかに軽量で、小型機ながらスローなフライトを楽しむことができる飛行機に仕上
がっていました。あのコントローラでゆっくりと水平飛行や旋回をしているなんて、信じがたい快挙です。
次なる新作機も準備されているようで、このシリーズの進化が楽しみです。
本井さん:
ガスパリン社の受信機やスピコンの受信実験を熱心にしていました。途中気晴らしに完成した羽ばたき機のフライトを楽しんでいました。あとはmoto商会の出店だった時間もあったようです。カーボンロッド機の原稿アップが楽しみですね!
永野さん:
フリーフライのトイ飛行機をラジコン化されている永野さん、写真撮影などのノウハウを関係者で相談していました。同じ机になった飯島さんの新作機に多くのアドバイスをしていただきました。
鈴木さん:
またもや鈴木さんがPICの回路製作とプログラムに熱中しています。フライングROBOTの開発は、距離センサーを使った一定高度を維持するプログラムと
回路の実験ですが、時間の大半を基本である飛行機の調整に費やしていました。100g近いカーボンロッド機が久しぶりに登場ですが、師匠でもアイドリング
には時間がかかるようです。
詳しい報告は鈴木さんのブログをご覧下さい。
飯島さん:
予定よりも20g弱重くなってしまったためか、機体が浮かび上がりません。迎角や重心位置の調整をつめていき、なんとか旋回できるところまでフライトできるようになりました。
これは飯島さんが使い始めているJRのシンセサイザー送信機「PCM9XII」。まだ対応した軽量の受信機がないため、シンセサイザー機能は使用してはいないそうです。
栗田:
パノラマ写真を撮影してフォトフィールドを製作している人は、世界でもまだあまり多くはありません。ほとんどのノウハウはパノラマ写真やCubicVRを楽しんでこられたユーザの公開サイトから学ばせてもらうしかありません。今回入手できたフィッシュアイ・レンズでやっと出発地点に着くことができました。
写り込んでいる参加メンバーのみなさんにOKをいただいたら、本格的にデータを配信していくつもりです。
でもわかるように、180度を撮影できるフィッシュアイ・レンズのおかげで枚数の多いステッチングをしなくてもフォトフィールドの素材となる撮影を無事に済ませることができました。
専用のRCフライトシミュレータを持っていないと確認できない世界ですが、Quick TimeのCubicVRのおかげで、最新のQuick Time Playerさえインストールしてあれば、誰でも自分のパソコン上で体育館のデータを確認することができます。
結局、使うことはなかった(時間がなかった)のですが、としちゃん、鈴木さん、私と、飛行会にパソコンを持参。飛行機を飛ばすだけでなく、いろいろなプロジェクトが進行し始めて、まさに体育館は実験室になりつつあります。
飛行会開催ありがとうございます。
おかげでテストを完了することが出来ました。ヴァーチャルと現実との連動も楽しみです。これからもよろしくお願いします。
投稿情報: としちゃん | 2006/04/11 10:09
栗田様連絡メールを出そうと思いますが、サイト内でメルアドが見つかりませんので、よろしかったら、メールいただければ幸いです。
投稿情報: としちゃん | 2006/04/11 10:22
夕べモーターを入れ替えまして、スローフライヤーからインドア・ダイナマイトになってしまいました。
また暫く、普通のプロポは要らないかも知れません。
でも、あと2ch欲しいので、どなたか2モーター制御+2chのメカを作ってくれませんかねぇ。
投稿情報: おおの | 2006/04/11 18:29
2モーター制御の赤外線版はすでに完成しています。
私もmotoさんに作っていただき、使用しています。
+2chはどうなんでしょう。
PIC次第で回路的に使える信号の余裕が問題でしょうが、どなたか答えをよろしく。
投稿情報: 栗田伸一 | 2006/04/11 22:39
飛行会ではアドバイスありがとうございました。
1号機も何とか離陸(?)する事が出来ました。
次回までにはさらなるダイエットをはかり優雅に飛べるよう頑張ってみます。
投稿情報: iijima | 2006/04/12 00:03
最後までしっかりアドバイスできませんでしたが、永野さんがいろいろ助けてくれましたね。
結果的にパワーがあっても重い飛行機になってしまう。これは初心者なら誰もが体験してきたことです。
今度リポ145mAh2セルを試してみましょう。
あとスピナーなしでもOKなように、プロペラのシャフトを短く切って、刺さらないようにしましょう!
投稿情報: 栗田伸一 | 2006/04/12 11:39
今後の改造のために機体とメカの重量を測ってみました。
機体が14,2gに対しメカがなんと40.7gも有りました。
モータ+プロペラ+ギアで17,2g、リポ1つで6gもあるんですね。 やはり機体も大事ですがメカの選択も重要ですね。 メカ選びが今後の課題になりそうです。
実は「やっぱり秤は必要」と思い買ってきたばかりのデジタル秤で面白がっていろいろ計ってみて変に納得してたことです。
投稿情報: iijima | 2006/04/12 22:25