F3Pカテゴリーの「clik!」について、開発機やキットに関係する情報とチップスをまとめたエントリーを設けました。
YSFCで共同購入された各ユーザの皆さんから教えていただいた製作や搭載メカに関するノウハウなどの情報も順次掲載することにします。
製作やフライト報告があるかたは直接メール添付で写真や原稿を栗田宛にお送り下さい。このエントリーにまとめて掲載、リンクいたします。
コンテンツのリストは次のようになります。
■ clik!とは・・・
■ clik!に関係するサイト
■ YSFC内のclik!エントリー
■ 製作のチップス
■ 搭載メカ
■ clik!とは・・・ David Kyjovsky氏(左の写真)が開発したF3Pカテゴリー用のインドア・スローアクロ機です。2006年の秋から開発機が飛び始め、Derk & Bert の親子をはじめ、何人かのテスターで製品版のへのテストが行われたようです。製品版キットの発売は彼自身が設立したチェコのRC-Factoryから2007年1月末くらいから始まりました。
すでにドイツなどで開催された競技会の様子をみていると、clik!はフリースタイルのF3P-AMなどではなく、しっかりとしたパターン演技を要求されるF3P-Aなどのフライトに向いている飛行機のようです。実際にclik!のキットを製作して、実感しました。
国内では2007年3月中旬より、R/C Web Shop Kbで販売が始まりました。
詳しくは「clik! 日本発売決定!!」のエントリーをご覧下さい。
・開発機
主翼スパン:780 mmと少し小さくて、機体重量:48g、機体総重量:開発当初480mA LIPO搭載123g → 現在250mA LIPO搭載117gで仕上がっています。高価なWES-Technik社の超軽量カーボンチューブを使用して軽量化を図っています。製品版との大きな違いは、胴体の剛性をつける方法で、胴体下部をカーボンチューブのトラスで強化しています。次の写真はclik!を真っ先に導入して活躍しているDerk & Bert の親子。
・製品版キット
開発機の高価なカーボンチューブを使用した軽量化は姿を消し、MANTAなどと同じ胴体上部に斜めに入る補強で剛性を上げています。デプロンの素材重量は増しましたが、軽量なメカを準備すると開発機と同じ120g台で仕上げることは可能です。
製品のカラーバリエーションは4種類、カラーリングデザインの基本パターンは「clik! STRIPES(写真左)」と「clik! STARS(写真右)」で、それぞれレッドとパープルがあります。
■ clik!に関係するサイト
・ clik!のヘビーユーザーであるDerk & Bert 親子のサイト
Homepage: Dick & Derk van der Vecht. The Netherlands
・ 発売元RC Factory:ずっとチェコ国内のサイトURLを見ていたため、新製品情報がアップされていないと思いこんでいたのですが、本井さんのコメントがきっかけになり、EU版サイトがオープンしていることがわかりました。
motoさん、ありがとう!
・ 関連スレッドRCG:Clik! First prototype
・ RC mania:
Clik!ové:
Clik!:
Derk flying the Clik:VIDEO
■ YSFC内のclik!エントリー
・ clik!の製作
・ clik! 完成
・ clik! デプロン素材
・ 魚沼clik!
・ clik! 日本発売決定!!
・ clik!共同購入:
・ 500 mini Clik!:
・ mini Clik!:
・ Clik!:
■ 製作のチップス
・ 製作マニュアル
英語で書かれた製作マニュアルをダウンロードすることができます。キットにも同じマニュアルが付いてきます。
・ 製作図版
マニュアルに対応した解説図版のPDFです。
・ ラダー・エレベーターホーンのオフセット
BJさんの説明をマニュアル図版に追加記載しました。キットではエルロン、エレベーター、エルロンは翼の上面がヒンジ面になるため、デプロンの厚さぶんだけずらした穴が開けてあります。「中央ヒンジ用」の穴はヒンジをデプロンの中央で加工するときに使います。
・ ガラスエポキシ基板パーツの使い方
ネットにアップされていた写真を利用して、適合すると思われるパーツにアルファベットをいれておきました。
Iのパーツはマニュアルの図説にあるように車輪部分に使います。ドリルや丸ヤスリなどを使い、丸穴に角度を付けます。
車軸との角度を確認して9の図のように接着します。
・ カーボンロッド/カーボンパイプの使い方
開発機ではドイツのWES-Technik社の超軽量カーボンパイプを使用して軽量化を図っています。大変高価な材料なのですが、日本で唯一SSFCの本井さんが運営する「RC Indoor e-shop Fly」のショップで購入することができます。キットに付属するカーボンロッドをこのカーボンパイプに交換するだけで重さは50%以上軽くなります。
・ デプロン用接着剤
BJさんの場合:
テトラ ナンバー1(発泡スチロール用瞬間接着剤)とOKボンド ターボ(瞬間接着剤用硬化促進剤)
コキンさんの場合:
テトラナンバー1使いましたが木口に使うとちょっと溶ける様な感じがありました。促進剤は必須ですが、白くなってしまうのが難点。
栗田の場合:
ボブスミス社のスーパーゴールド・プラス・中粘度。mini clik! 600mmに使いましたが、クラッシュ時の強いショックで剥がれました。接着力が弱いかも。
■ 搭載メカ
・ BLモータ
BJさんの場合:
DW8(23g)
RS- LRK 228.05(30g)
APC8038ペラによる推力
6 V 6360 U/M 5.6 A 180 g
7 V 7000 U/M 6.9 A 250 g
8 V 7600 U/M 8.2 A 270 g
9 V 8080 U/M 9.6 A 330 g
栗田の場合:
Potensky POT 30W
・ サーボ
栗田の場合:
D47 Sub Micro Power Servo
・ 受信機
栗田の場合:
Berg MICRO STAMP 4
・ アンプ
・ バッテリー
・ カーボン/テープ素材
・ デプロン素材
・ カラーリング
kuritaさん、shopの宣伝ありがとうございます。
RC Factoryに、2種類載っていますね。
ところで、マイクロカーボンチューブは、写真の物ではないと思いますよ。
釣竿のようになっている別の写真のものがマイクロカーボンチューブで、1m600円です。
たしか、RC Groupsでは、「ロッドより1サイズ太いチューブにすると軽くてステイブルになる」と書いてありますよね。
私のShopに出してあるのは、0.7mmと1.0mmですが、裏在庫で1.5mmと2.0mmがあります。
これらは小さく丸めるのが困難なのでShopに載せていないのですが、飛行会で手渡したり、25センチ程度にカットして送ることは可能です。
投稿情報: moto | 2007/03/01 17:49
カーボンチューブについて、どれを使っているのか(開発モデルで)本井さんと「開発モデル詳細写真:modelbouwforum」で確かめました。
価格の高い方とやすい方の両方を使っていることがわかりました。
価格の高い1.3mmは細く軽くて剛性も強いので長く使うエレベータやラダーのリンケージロッドとして使っています。脚などは少し重くても堅牢な安いチューブが使われていました。本井さんのショップではどちらも扱っているので軽量化を目指す方はぜひ購入してチャレンジしましょう。
RC-FactoryのEU版サイトがあることを本井さんに教えていただきました。このエントリーのリンクもさっそく修正しておきました。
投稿情報: 栗田 | 2007/03/01 19:16
R/C Web Shop Kb
http://shop-online.jp/kob/
2007/03/09 RC-Factory社の日本代理店となりました。
RC-Factory clik! 全色 3月中旬〜 詳細は近日UP!
との事です。
投稿情報: おおの | 2007/03/10 01:14
RCGでYFSCのブログが話題に上りました。
http://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?t=587143&page=9
投稿情報: おおの | 2007/04/17 20:01
イギリス人?のfiretrappeという人がYSFCを徹底ウォッチングしているようで、例の鈴木さんの張り線で歪んだ600clik!の写真がアップされてましたね。
魚沼のソアリングするclik!の映像も話題にしていましたが、開発者はあまり感心していないようです。
まー、本筋では何も報告できることまだないですものね。
投稿情報: 栗田 | 2007/04/17 20:54