9月10日のエントリーで紹介したクアッドリコプターAR.Drone の国内発売スタートから3ヶ月あまり、購入者たちはどんな興味をもって楽しんでいるのか、ネットでユニークなユーザーを捜してみました。
■円高メリットの購入方法を試す
最初はソフトバンクとamazonだけの発売でしたが、京商も参加したり広がりをみせていますが、問題なのは米国や香港などとの価格差です。米国では299ドル、日本では43,800円の価格、これをamazonで比べてみてもamazon.comとamazon.co.jpでは同じ価格差があります。
そこで円高のメリットを確認すべく、もう1機大人買いをamazon.comから試してみたのが、「堤清明のこれいいじゃん!その2」ブログ。
送料$61.93、関税$18.10で計$380.02 (JPY 32,224)支払っても、11,576円の円高メリットが出たそうです。
■携帯性向上を試す
ワイヤード・ビジョンで「General Gadgets」というコーナーを担当しているテクノロジーライターの大谷和利さんは、ユニークなガゼットの使い方や改造で知られているMacのエバンジェリスト。その彼が、AR.Droneを半分に切って自転車で手軽にどこにでも携帯できる改造方法と自作のキャリアケースを紹介しています。
彼には工作よりもARの利用方法などについて、もっと突っ込んだ実験をしてほしいのですが・・・。
■SDK1.5を使い開発レベルを試す
「工学ナビの中の人の研究と周辺」というユニークなタイトルのブログを運営しているブロガーのはしもとさん。
彼は公開されたSDK1.5から、VisualC++での開発にも対応したWindows環境におけるインストールからサンプルテストまでをレポートしています。その後のエントリーでは「AR.Droneプログラミング on Visual C++ 2008 OpenCV編」もあり。
■メカの解析を試す
このタイプは一番多いかもしれません、分解してメカを詳細にチェックするユーザーです。ブログ「Project fenrir」のオーナーは開発中のオートパイロットシステム Tiny Featherと組み合わせて自律飛行させることを目標にしているそうです。
もっと探すと、他のことも試されているユーザーはみつかることでしょうね。
AR.Droneは、やはりこれまでのRC飛行機やヘリコプターのユーザーとは違ったユーザー層にアピールできた製品のようです。残念なのは国内販売の価格、米国と1万円以上の価格差があるのは誰の企みなのでしょう。やはり問題になっているFTA交渉は検討すべきなのかな?
ブログの紹介、ありがとうございました。
インドア飛行会をこのページで初めて知りました。大変興味深いです。早速、リンクを張らせていただきました。
投稿情報: 堤清明 | 2010/12/23 15:05
コメントをありがとうございます。
堤さんのブログも楽しく拝見しています。
これからもAR.Droneの情報をよろしく!!
投稿情報: 栗田 | 2010/12/23 16:13