あれは数年前、昭和記念公園で開催されたHLGの大会を見に出かけたときのことでした。駐車場から会場となる「みんなの広場」までかなり離れており、徒歩か自転車でしか移動手段のないのです。車からグライダー機材の荷下ろしを始めた参加メンバーの1人が、見たこともない運搬用キャリアを組み立てて、荷物を積み、手で牽きながら会場に向かって歩き始めたのです。アウトドア用のウエアもきまっていて、おしゃれな方でした。
そのときはあまり気にしなかったのですが、あとから「あれは専用のキャリアなんだろうか?」と考え込んでしまいました。
いろいろ調べると、答えは海外のグライダークラブにありました。
ゴルフ用のアルミアングルでできた2輪のゴルフカート。これをRCグライダー用にアングルを足して改造してあるのです。
折りたたみ式カートはゴルフ場での使用に合わせて、車輪も小さく扁平です。平場の昭和記念公園にはぴったりのキャリアですが、山岳のスロープでは条件がことなります。
もう少し地面の条件がハードなところで使用するキャリアはあるでしょうか。
この写真、気に入ってます!!
2輪のサーフボード用キャリアの上にボードを置き、その上に山のような荷物。海岸を自転車で移動して、良い波を追っているのです。
砂浜を越えて海で楽しむサーフィンにもいろいろなタイプの運搬用キャリアが存在します。車輪も太い低圧タイヤや口径の大きなタイプがあります。
Board Carry、Board Trailerと呼ばれるこれらの製品は、手で牽くことはもちろん、自転車に牽かせるためのアタッチメントも用意されています。国内で使用する場合は地域により道交法に従うことになりますが、エコな感じでいいですね。
山岳スロープで使用する場合は、まず車に載せたときに場所を取らぬよう折りたためることが第一です。
その他には、子供たちがアウトドアで遊ぶときに使うメタルワゴンがあります。
折りたたむことができないので、車に載せてというよりも、自宅から歩いていける距離にある広場向けかもしれません。このメタルワゴンも昭和記念公園の大会で見たことがあります。
実機のグライダー用キャリアはこんな。
こちらはハンググライダー用。
自分の宝物一式を載せて引き歩く楽しさを子供に味あわせたくて、Radio Flyer メタルワゴンを何度も購入検討しましたが、結局DIYセンターでキャスターを手に入れて木製で太いロープで引くワゴンを誕生日プレゼントがてら作りました。お宝を載せて引くより、坂道で乗って遊ぶ方が多かったですが。随分遊んでくれました。いまでもRadio Flyerには心惹かれる響きと憧れがあったことをこのエントリーで思い出しました。同じタイトルの映画でもメタルワゴンが活躍してましたね。
投稿情報: としちゃん | 2011/06/13 18:12
子育ての時代は少し違うけど、としちゃんと同じことを自分も子供たちにやってあげていたので、コメントを読みながら笑ってしまいました。隣のハウスに住んでいたアメリカ人の子供たちがメタルワゴンを持っていて、一緒によく遊んでいたのを思い出します。ワゴンと同名の「Radio Flyer」という映画があったこと、知りませんでした。1992年ころだったらしいけど、自分の仕事が一番忙しかったし、子供たちももう高校生だったから、我が家では話題にならなかったな〜。こんどDVDを見てみます。
投稿情報: 栗田 | 2011/06/13 19:10
昭和記念にあったラジオフライヤーはたぶん私の物でしょう。 あれは、本物では無くて、オークションで落とした中国製のバチ物です。 本物に比べるともの凄くちゃちです。 ステッカーを自作、ハンドルを本物用のサードパーティー品に交換してあります。 2輪のキャリアは荷物の重さが手にそのまま掛かって来ますし、昭和記念では芝の上を転がさないといけないので、バチ物ながら大変重宝しているんですよ。
投稿情報: きむら | 2011/06/22 00:40
きむらさん、問題にぶつかるたびにHPを拝見して勉強させていただいてます。
あのフライヤーはきむらさんのだったんですか。まさかそこまでのものとは、傍目からはまったくわかりませんでした。 2輪は重いんですね!!
使用する場所の条件と距離にあった使い分けがポイントと理解しました。
投稿情報: 栗田 | 2011/06/22 09:57