こちらは同じFPV機でも、穏和にデビューしようとしているスパン2メートルのSuper Alulah。開発者はあの羽ばたき機 RoBirdの生みの親である鳥類学者のRobert.J. Musters 氏なのです。
現在、最初のプロトタイプが2メートルスパンのまま分解できない仕様だったので、3分割できるように改造。数名の同志と共に製作/調整/フライトのテスト中で、近いうちにキット発売される計画です。
すでに組立マニュアルも公開されています。
Blue Falconのニックネームで親しまれているRobert氏が、なぜモータグライダータイプの AlulahをFPV機としてデザインしたのか、興味深い説明がありました。
私はFPVのパイロットなので、すべての機材を搭載できる十分な大きさの飛行機が必要でした。そこで、2メートルの大きさでSuper Alulahを設計するアイデアを思いつきました。非常に安定して高速で長距離を飛行でき、滑空性能のよい飛行機なのです。
Zephyrのようなプッシャータイプでは、ノイズが多く、翼はCGを補うために逆方向に掃引する必要があります。Super Alulahは機首部分にモータを付けているため安定的ですが、そのままではカメラの映像に回転するプロペラが映り込んでしまいます。クリアな映像を撮影するには左右どちらかの翼にカメラを固定します。GoProなどのデジカメを使用する場合、Super Alulahは前進翼なので後退翼では得ることができないクリアな視界を得ることができるそうです。
こんな感じでGoProが取り付けてあります。
こちらがその映像。
機体は長距離のFPVフライト用に設計されており、胴体内部には十分なスペースがあるため、メカの搭載はやりやすくなっています。まだスロープでテスト飛行してはいないそうですが、グライダーのようにうまく滑空することもできるとのこと。
Robert氏は発泡素材にテーピングしたようなラフな機体が好きではないので、キットの翼は初めからファイバーグラスで覆ってあります。
このSuper AlulahもRoBirdのデビューの時と同じように、シミュレータ用の機体データが8月から公開されています。
今回、対象となるSimソフトはフリー版のRC DeskPilotで、以下のリンク先からダウンロードできます。インストールして試しましたが、ノーマルとFPVバージョンの機体データが入ってました。機体の雰囲気とデザインを確認できます。
・SimソフトRC DeskPilot
・Super Alulahの機体データ
いっしょに写っている女の子はRobert氏の娘さん!!
■スペック
Wing spann: 1,940cm
Weight without battarie: 1300 g
Motor: Robbe BL outrunner 4240/12
ESC: dymond 60A opto
Battarie: 5000mAh-15000mAh
FPV: immersion
Fuselage: fiberglass
Wings: EPS and fiberglass covered
Tail: balsa and oracover covered
翼型:PW51 airfoil
Wing rood thickness :38mm,
Root wing cord :400mm
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