どんな物でも形作ることができるブロック、LEGO。
LEGOには歯車やモータを組み合わせて、動くモデルを組み立てることができるテクニックシリーズがあります。その中でも、8bitのコンピュータが内蔵されたコントローラNXT、サーボモータ、各種センサーなどがシステムとなり、パソコンでプログラミングしてロボット開発が可能なセットがLEGO MINDSTORMSです。
このLEGO MINDSTORMSのセットを使い、LEGO社のプロジェクトチームが開発したのが写真の飛行船。
毎年2月に開催されているLEGO World 2011に登場しました。
ガスを入れるバルーンと口金部品は特別に準備したものですが、それ以外はすべてLEGO製品で構成されています。
プロペラブレード(最初の写真)は風力発電セット9688から流用、ジョイスティック仕様のコントローラはサーボモータ3台とコントローラNXT、それにタッチセンサなどで組立てられています。
ジョイスティックから飛行船(NXT搭載)を操作するには、NXTに組込まれているBluetooth(ブルートゥース)を使い、10メートルの距離からコントロール可能。
何よりも優れているのは、多様性のある各パーツのデザインとMINDSTORMS NXT 2.0のソフトウェアです。WindowsとMacintoshに対応したプログラムは、アイコンを組合せてプログラミングできる7つの機能で構成されています。
これまでのRCプロポとは違ったアプローチですが、自分の考え方で送信側のジョイスティックから受信側のサーボ/モータコントロールまで、ハード/ソフト共に自作することができます。
その本も今ではプレミアが付き、オークションなどに登場しているようですが、進化を続けて来たLEGOテクニックやMINDSTORMSのパーツを使い、飛行できるモデルが作れるようになったことをうれしく思います。
2001年、インドアのスローフライヤークラブYSFCを発足したとき、いち早くその可能性を予感していた私は、LEGOテクニックのパーツを使った機体を1機作りました。
初心者の私でも組上げることができたのですから、今ならもっと優れたモデルをデザインできるかもしれませんね。
今年も2月16~19日、LEGO World 2012が開催されました。
その様子がわかるムービーはこちら(Mindstorm関連ブース)
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