アウトドアで組んだグライダーを保持するために、パイロットたちはさまざまなデザインのスタンド(ホルダーともよぶ)を使っている。製品化されているものか、自作品か、確認できないものが多いが、探すと魅力的なスタンドがみつかる。
左右の主翼を受けて、機首を下げたスタイル。
DIY用のプラパイプに自転車用フォームチューブをはめたデザインは、作るのも使う時もシンプルでよさそうだ。フィールドで使う道具は、シンプルな仕様が日常性を高める。コンパクトに収納できることも移動には必要だ。
日本国内でも、自転車用グリップとして発売されているフォームチューブを手に入れることができる。
長さ40cm、パイプ径25.4mm用。
こちらは、ポーランドのバルト海に向いたリッジで、F3Fのソアリングを楽しんでいるムービー。
この中に、オリジナル・デザインと思われるグライダー・スタンドが登場する。
スパン3メートル、重さ3.4kgの機体を支えて、1本あしで立っている姿はきれいだ。
基本構造は似ているが、主翼を受ける部分がパイプではなく、しっかりと面で上下から前縁を保持している。
リブのないD-Box部分に似ているが、器用なモデラーであれば自作できるつくりだ。
スパンが長いグライダー用か?
こちらはパイプではなく、木製。
競技用にデザインしたのか、4機が収納できるデザイン。
こちらは2機用だが、立派な小机風に仕上げてある。
既製品の木製スタンドは組立式。工作室でも調整用に使えるよくばったデザインは、見た目がゴツい。
自分でも撮影用にと、あまっていたバルサブロックで作ったカメラ三脚を使うタイプ。でも、これをスロープで使う気にはなれない。
ある程度風の強いスロープでも使うことができるスタンドは、機体のサイズや重さに合わせた堅牢さが必要になる。
ただ、置いておけるだけでなく、メカやリンケージの調整がしやすいとなおいい。
仲間のTEAM QUADRAメンバーは、小さな折りたたみイス?を愛用している。
小さくて荷物にならないが、機体のバランスを保ってくれるデザインではない。地面に直置きせずにすむだけの役割かもしれない。
いずれにせよ、グライダー・スタンドはパイロットの好みに合った仕様やデザインで選ばれるツールなだけに、既製品が少ないのなら、自作するしかないアイテムの1つだ。
小さな折畳イスは、始めmotoさんが坂戸でグライダーを飛ばし始めた時に使っていた物です。
100均で売ってましたと言う事で、2脚買ってきて使っていますが、意外と調整等にも使えますし、人間も座れます。
1脚200円もリーズナブルかな~
上里の水澤さんなどは、自宅での調整様に細いエンビパイプを組んだものを使っていました、私のエストレラもその上で調整されました。
投稿情報: suga | 2012/08/31 10:14
100均の折りたたみイスだったんですね。
どうりで佐渡には売っていない訳だ。
砂地の海岸用に1本足タイプを作ってみようかと考えています。
投稿情報: 栗田 | 2012/08/31 12:52