ユニークなのは、これまでの2モータを使った二重反転システムとは異なり、ワンモータで2ブレードの反転システムを実現している点だ。
驚くことに、このモータではステータとロータの両方の回転を利用している。 ブラシレスモータでは通常固定されるステータを回転させているのだ!!
フロントのプロペラはステータの回転シャフトに接続されており、リアのプロペラはロータの回転シャフトに接続されている。そのために、ブラシレスだったアウターロータ・モータをブラシタイプとして使うというアイデアが採用されている。
こうなると、モータ自体を固定するマウントはどうなっているのかわからなくなってくるけどね・・・・!?
搭載機のムービーは、最初の大会写真でも登場した名パイロットDonatasさんのYouTubeチャンネルにあり
■SG Coaxial Systemの利点:
・機体は、直立、倒立、ナイフエッジなどの姿勢でも中立バランスで飛ぶことができる
・モータの取付角度にサイドスラストをつける必要がない(0度マウント)
・2つのプロペラは、倒立のダウン飛行時にブレーキ効果大
・P-Factor※がおきない
・トルクロールは、エルロンを同じ舵角量で左右に回転できる
※飛行機の機首が通常の水平飛行から角度を上げた場合、プロペラに当たる風の向きが変わる。そのとき、左右のプロペラブレードにできる相対風の向きが少し変わる。右側の下がっていくプロペラブレードには、風が下からくるようになるので推力増。 しかし、左側の上がってくるプロペブレードは推力減となり、機首が左に曲がろうとする。これをP-Factorという。
■スペック:
サイズ:長さ:56mm/直径:35mm
重量:16.5g(モータのみ)
25.5g(2本のOリング、2枚のプロペラ含む)
プロペラサイズ:10 "X3.8"
対応する機体重量:140g未満
使用バッテリー:120mAh(2セル)
テストデータ:(120mAhバッテリー)
スラスト電流電圧:
100g - 1.57V
120g - 2.07V
160g - 3.27V
220g - 5.07V
モータ本体:SG CRE 17 0.40 16,5g ca. 40 W F3P coaxial engine 212€ **
リアプロペラ:SG 10x3.8 RVB F3P (wide blade, coaxial-prop, V-form) 32€
フロントペラ:SG 10x3.8 LVF F3P (wide blade, coaxial-prop, left prop, V-form) 32€
** セット価格:SG CRE 17 0.40 + SG 10x3.8 V + SG 10x3.8 VL = 242€
この新しい同軸システムを開発したのは、セルゲイ氏とアレックスグラバク氏(Sergej & Alex Glavak )で、二人のイニシャルを取ってSGのブランド名になった。
HPなどは設けていないようで、この同軸システムについて詳しく知りたい方、また、注文は次のメルアドまで
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