数年前から噂されていたGraupner社の経営不振は本当だったようで、経営者や株主に対しての支払責任を命じる判決が13日に決まりました。
いずれにせよ、3月末までに借入金の返済が済まない場合は倒産ということになるわけで、資金提供または経営権の買取などの再建計画がうまく進めば良いのですが(2009年のメルクリン[ドイツ鉄道模型メーカー]のように)。
個人的に思い出のあるモデルはいろいろありますが、なくなっては困るもの、それはモーターグライダー用の折りペラです。
80年続いてきた歴史のある模型メーカーなので、がんばって再建して欲しいですね。
Graupner社 社歴
1930 GRAUPNER社は、シュトゥットガルト/ヴァンゲンで創業。
1935 最初のグライダーキット"Graubele"を発売。 従業員20人に成長。
1953 創業者が没し、息子ハンスグラウプナー(24歳)が経営を継ぐ。
1954 ドイツエアロクラブ主催、初のフリーフライトモデル選手権大会開催。
1957 日本のOSエンジンと提携。
1962 R/C部門でGRUNDIGとの協力体制始まる。
1967 OSエンジンとバンケル研究所の協力でロータリーエンジン開発。
1976 グアヤキル、エクアドルの "EBAGEC”を子会社化、バルサ供給を確保。
1983 R/C部門で日本のJR社と連携。送信機MC-18、MC-20、MC-24を発表。
1987 電動飛行部門ELEKTRO-UHUモデルの発表。
1995 ヘリコプターモデルのハイム社を買収、事業統合。
1998 インターネットに専用ホームページ開設。
2000 創立70周年。 GM-RACINGを統合。
2001 燃料電池駆動のRCカーモデルを発表。 子会社EBAGECの25周年。
2003 第14回F3B世界選手権(RCグライダー)キルヒハイム大会のメインスポンサー。 ドイツ貿易協会 より"マルクトインターン賞”を授与。
2004 ニュルンベルク国際玩具見本市で、量産型ターボプロップ電源ユニット、 MC-24のゴールドエディションを発表。 ハンスグラウプナーは "シュタウファー賞”の表彰を受ける。
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