4月に発表のFrSky TARANISが、いよいよ発売になるようです。
オフィシャルページのアナウンスによると、今週末から来週にかけて、世界で3カ所のプレミアディーラーに限り、先行発売されます。
個人的にTARANISに注目している点は、搭載されるOSがオープンソースで開発されていること、操作の設定やプログラム/シミュレーションをパソコン側で済ませてダウンロードできるなど、トップダウンで一方的な開発をしてきた大手メーカーの送信機にはない環境に可能性を感じます。しかし一方では、仕様や設定方法、ノウハウ情報を入手するのが煩雑なネット環境依存型のため、一般的なユーザーにとっては「わかりにくい製品」であることも事実です。
この送信機について、FrSkyのオフィシャルページだけ見ても理解することは難しいでしょう。
すでに基本的なマニュアルやファームウェアセットがダウンロードできるように公開されていますが、それ以外に以下に掲載する「重要なポイント」についても、英語表記ですが翻訳サイト経由で閲覧しておくことをお勧めします。
■FrSkyオフィシャルサイト(.com)のダウンロードページ
左の「Select a Product」の欄で、上から「Radios」、「Taranis」、「Taranis X9D」を選択し、「Go」ボタンをクリック。
画面が変わったら、中央のタブ「Related Software」をクリック。
表示される3つのファイルをすべてダウンロードして目を通しましょう。
・opentx-X9D-V1.0.00-r2588
・TF card
・Teranis upgrade
中国サイト(.cn)「Product」→ Radios → Teranis → Teranis X9D
・仕様マニュアル(8ページ)
■重要なポイントとリンク
発表の中で、TARANISについて解説している重要なポイントがありました。関係する各wikiサイトについてもリンクしておきます。
・TARANISの製品コード:X9D
・OpenTARANIS
・搭載されるOSの名前は「OpenTX」ファームウェアと呼ぶ
・OpenTXはオープンソース、GNU GPL v2.0 Licenseに準拠して開発されており、ソースコードが公開されている
・OpenTXのアップグレードは、USBケーブルを使いWindowsパソコン対応の専用ソフトで行う
・TARANISの設定およびシミュレーションは、Win/Mac/Linuxに対応したオープンソースのEEPROM エディター「companion9x」で行う
※companion9xはTARANIS本体がなくても設定をシミュレーションすることができます。ダウンロードはリンク先のページ左側メニューの「Featured - Downloads」から、各コンピュータに対応したバージョンをダウンロードすることができます。基本的な使い方のマニュアルはなく、YouTubeにアップされている解説ムービーをみつけて学習するしかないようです。内容も現在、どんどん改編されている最中なので固定観念を持たずに遊んでみましょう!!
・OpenTXを含めたオープンソースのフォーラム「OPEN RC」で、関係するユーザー情報の確認とコミュニケーションができる
※オープンソース、GNU GPL v2.0 Licenseなどのバックボーンが理解できていない方はウィキペディアを参照しておきましょう。
・オープンソース
・GNU GPL
■FrSky TARANIS(X9D)のオフィシャルページ(.com)
□新製品 XJT Module
・FrSky New releasesページ
・FrSky XJT ModuleのマニュアルPDF
Instruction Manual for FrSky XJT Module
□新製品 受信機 X8R(8/16 Telemetry)
□新製品 受信機 L9R(9/12 non-Telemetry)
□新製品 hub-less Variometer Sensor
□新製品 SBUS & CPPM Compatible Servos
・D12MB
・D25MA
□新規格 Smart Port
■プレミアディーラー(この3社かどうかは未確認)
・Aloft Hobbies(米国カリフォルニア)
・T9HobbySprt(英国ウェストヨークシャー)
・MICROTECHNICS(ベルギー ブライーヴ)
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