イタリアで開催されたアルペンスタイルのアクログライダー競技会。
スロープなのに手なげでなく、バンジーで発航しているのはスピードを稼ぎたいからでしょうか・・・。
あと、実機で使われるウォーターバラストを、模型のスケールグライダーでも利用していることに驚かされました。
給水しているシーンは映っていませんが、こんな感じなのでしょう。
こちらは実機がバラストの水を捨てているようす。
※水バラストについてwikipediaより抜粋
バラスト搭載の不利な点は、サーマル中の上昇率が低下することである。但し、適当な条件の下では次のサーマルまで高速・短時間で渡れるから、充分に 埋め合わせが出来る。そのときのサーマルの大きさと強さ、当該グライダーの様々な速度と重量に対する空力特性の変化によって、水バラスト搭載の損得は分か れる。サーマルが強い場合は上昇率が大きいから、水バラスト搭載による沈下率の増加の影響は小さい。他方、小さなサーマルの場合は、小半径の旋回をすると きのバンク角が大きくなり、沈下率の増加が大きくなる。
通常、競技では水バラストを積んで発航する。サーマルが弱く、あるいは小さかった場合、軽いほうが有利であるから、パイロットは出発直後あるいは飛 行途中にバラストを捨てる。 但し、サーマルは後刻強大になるかもしれないから、その場合に備え、バラストを積んだままのほうが有利と言う判断もある。
グライダーは、水バラストを積んだ重い状態で過酷な着陸が出来るほど、頑丈に出来ては居ない。だから、パイロットはフィニッシュ・ラインを通過する 直前に水バラストを捨てて、身軽になって着陸する。低空を高速で飛びながら水を捨てる光景は見ものではあるが、安全上は望ましくないので、最近はそれを避 けるように規定が改定されている。
アクロ飛行の得意なパイロットたちでも、やはり着陸には苦戦しています。うまく飛んでいる映像は多いけど、着陸シーンをこれだけ収めているのは参考になります。
アルペンスタイルと呼ばれるアクログライダーの飛行にどのような特徴があるのか知りませんが、こちらのムービーもすごいことになっています。
Stingray Hahnenmoos from Arne Finkeldey on Vimeo.
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