国内代理店のR/C Web Shop Kbを通じて、私の手元にもLibelleが届きました!!
これまでのパッケージよりも豪華なカラー印刷のトンボデザイン。
Libelleってドイツ語でトンボ(ドラゴンフライ)の意味だったんですね、マニュアルの表紙裏に説明がありました。
すでに海外の記事でキットの詳細は紹介済みなので、個人的に気になっていたことをいくつか・・・・。
■発泡素材EPO
これまでのAlulaやWeasel(EPP仕様)などと比べると、格段に精度のある射出成型で仕上がっています。射出口のノズル跡も5ミリ以下で小さく、気になりません。
何よりも驚くのは表面が滑らかで、発泡の泡のつながりに隙間がなく、5〜8角形で各面が接していること。EPOを使ったクオリティーの高い製品は、MULTIPLEX製ELAPORフォームのキットでも同等の品質の高さを経験しています。dream-flightの開発者たちは、発泡素材をベースにしたキット製作にプライドを持っているように感じます。その自信は翼弦の広い主翼に現れています。
翼上面
翼下面
翼端ペグ取付ベース
■主翼
主翼に手で触わると薄翼とは感じません。
主翼の剛性は、1.5×4.0ミリのカーボンスパーを除くと、そのほとんどがEPO素材で構成されているため、スパン1200ミリで翼の強度を保つには厚みが必要になります。
ルート部分で計ると翼厚15ミリ、翼弦215ミリなので、約8%。ELF(翼厚10ミリ、翼弦160ミリ、約6%)と比べると厚い翼なのですが、ここにLibelleの個性を感じることができます。翼厚を薄くすることが難しいのなら、分母となる翼弦を広げればいいのです。結果として翼面積も増え、スパン1200ミリなのにフルサイズHLGとほぼ同等の翼面積になっています。この個性がどのような滑空を表現できるのか、とても楽しみです。
■ヒンジ
主翼/尾翼共に成型されたヒンジラインは、中央に薄くEPO素材を残した状態です。
これをマニュアルの指示に従い部分カットの加工をして完成します。飛ばし続けて、このヒンジが先にちぎれるか、その前に主翼全体がヤレてくるか。この方法が好きでなければ、最初からカットして、ヒンジテープを貼るのでもOK。
■リンケージ
パーツ写真からもわかるように、カーボンロッドのサーボ側は加工済み。
動翼側はまるでインドアのアクロ機と同じようなスタイルのホーンが入っています。
■ポッド
スキッドにあたる下面を黒いプラスチックで被い、内側は左右2分割のEPP、キャノピー部分もEPPで前後に磁石で取付ます。
この部分は頻繁に手で開け閉めするので、EPPが欠けそうな心配あり。ブームの取付は胴体内への長さも十分あり、ブームの剛性もしっかりしたカーボンパイプが使われています。
■サーボ
ポッド内のエレベータ/ラダーサーボ、左右主翼内に入るエルロンサーボ共すべて、サイズ18.6x7.6x15.5ミリのHitec HS-35HD アナログサーボが収まるようサイズ加工されています。
このサーボ、高価で在庫切れが多く、入手が難しいので代替品を見つけたいところです。dream-flightが以前のキットモデルに指定していたBLUE BIRD製でも、同様のサイズ/スペックに近いBMS-303シリーズサーボがあることがわかりました。
追記:Kbさんからのアドバイスで、このサーボはトルク、強度共に不足しており、Libelleには不向きとのことでした。ありがとうございました。
■Wing Reinforcement Decal(翼強化デカール)
まだ国内では入荷していないようですが、オプションパーツで発売されている翼強化用のデカールが気になります。
主翼の剛性と耐久性を増すための軽量フィルムで、アイロンなどを用いずに貼ることができるデカールタイプ。これを翼の前縁側に貼ります。プレカットされたデカール4枚とロゴシートのセット。
追記:こちらのデカールは次のロッド入荷時から国内販売開始。R/C Web Shop Kbをチェックしましょう。
製作記事やフライトインプレッションは、佐渡SFCのブログで紹介していく予定です。
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