しばらくぶりにF3Pのジャンルをチェックしていたら、1年半ほど前に紹介した二重反転オータのcoaxial systemが進化していました。
一見、写真からは構造がわかりにくいのですが、BLモータに取付けた円盤が回転。その盤に上下からラバーホイールが接しています。これで上下のラバーホイールには「行って来い」の正逆回転が同時に伝わるわけ。
プロペラは10と11インチの正逆ピッチペラがオリジナルで用意されており、1枚2.5gほどしかない。
プロペラを含めたcoaxial systemの重さは17.5g に始まり、13.7gまで軽量にバージョンを上げています。
このニュータイプcoaxial systemの開発者はロシアのLantsov Alexey氏。RC Groupsのスレッドでは400ドルくらいとの価格情報が出ていましたが、個人の製作による特注品のようで、費用はメール応談らしい。
System weight : 5.0g
2 propellers : 5.0g
Motor weight : 7.5g
Total weight : 17.5g → 16.5g → 15.3g → 13.7g
Total weight 16.5g
Traction and amps system at 8 volt .
70 g= 1.0 А
100 g= 1.7 A
130 g= 2.4 A
150 g= 2.8 A
200 g= 4.1 A
昨年の後半の大会では有名どころのトップパイロットたちが揃って搭載しています。
機体の重量も70g前後と軽量化は進んでいます。次の機体はDonatas Pauzuolis氏のcoaxial system搭載機。
こちらは珍しいアウトドアのフライト。
最新ムービーがこれ。
Derk van derも。
F3P Fabien TURPAUD Malesherbe 2013
最近では、Split Aileronを使ったニュータイプ機も登場し、これまでの空力オブジェクトやエアブレーキを取付けた機体とは違い、すっきりとしたデザインで機速を遅くすることに成功しています。どこまで進化を続けるのか、目を離せないF3Pの世界です。
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