プロジェクトメンバーである東京の梶山さんと打ち合わせを重ね、新しい剛性のある工法を使い2人で1機ずつしあげたのです。
素材はデプロン、しっかり翼型を反映できるサンドイッチ型の翼は、内翼と外翼の各部がカンザシを使って分解できるようになっています。
テスト機としての役目が続くため、滑空テストでダメージが出来た箇所を部分的に差し替え修理ができるようになっています。
今回採用した翼型は、ルート部分がRG-8、外翼がNACA0012の対称翼で、翼端は捻り下げをつけてあります。
ユリカモメのカラーリングにしたのは、佐渡に生息するカモメであることと、カラーリングで白い羽の部分が多く、頭部の彩色だけで簡単(軽量)に済むからです。胴体のABSは、新たに原田さんにお願いして完成した20g(初期型の50%重量)の胴体を使っています。
エレボンに使用するサーボは、強い風にも対応できるようトルクフルな5.7gメタルギアサーボを使用。そのために翼の完成重量は増えて82gになりました。
胴体は、バルクヘッドの素材をバルサから6mmデプロンに替えて、メカやバッテリーを含む重さが48gで完成。
この週末、風のコンディションが良い日を選んで、重心チェックの滑空試験を済ませスロープデビューとなる予定です。